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Getty Museum

(11.21.04の日記より)

112004 Getty Architecture

ロサンゼルスに来たら、かならず訪問したい場所がある。それはサンタモニカの山の上にあるゲッティーセンターだ。建築会の巨匠リチャード・メイヤーによって設計された近代建築のなかに、超一流の美術品を鑑賞することができる。ゴッホモネセザンヌなどの近代美術から17世紀からの骨董品、宗教画や彫刻など総合的アートを楽しむことができる。

これだけのコレクションがあるにも関わらず、入場料は無料(ただし駐車場代は7ドル)。運営費はポールゲッティー財団(つまりゲッティーの遺産)によってまかなわれている。石油ビジネスで大成功を収めたポールゲッティーが76年に死去。莫大な遺産をどのように相続するか注目を集めていたが、その遺言書の内容に世間は驚いた。ゲッティー一族への相続は生活するに困らない程度のもので、ほとんどは「すべての人々に教育と楽しみのため芸術を公開する」目的でゲッティー財団に相続した。つまり、ほとんどの個人資産は公共に還元されたのだ。ゲッティー財団は83年にサンタモニカの丘を購入し、93年にゲッティーセンターが公開された。

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今日1年ぶりくらいに、稜真とかみさんのお母さんを連れて、ゲッティーセンターに行ってきました。ここには何度も訪問したのですが、一度も飽きることがありません。たまたま今日はセザンヌの特別展がやっており、「Still Life」シリーズの絵画をみることができました。ラッキー!

アメリカの芸術家ロバート・アーウィンがデザインした庭園は見物。中央に水が流れる川があり、散策できる小道がぎざぎざに作られ、各橋を渡るたびに異なる水の音がでるよう工夫されています。

友達や家族がロスを訪問すると必ずゲッティーセンターに連れて行きますが、みなさん喜んでもらえる場所です。残念なのは一般のツアーではゲッティーセンターを訪問することはほとんどないようです。

せっかくロサンゼルスにきたのなら、正直、ショッピングよりも質の高い芸術鑑賞のほうが印象深い旅になると思うのですが。。。もし、ロサンゼルスに訪問する機会があれば、是非ゲッティーセンターを訪問してください。



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